読めば分かる!麻雀の面白さ・上達への思考あれこれ

こんにちは!麻雀ソムリエの象です。麻雀の魅力を人々に伝えるため、その面白さや上達に繋がるゲーム中の思考等を発信します。人生の趣味として、麻雀を選んでみてはいかがでしょうか?✨

誘惑を断て!

どーも!象です。

 

本日は「誘惑を断て!」ということで、

如何に聴牌取りたい欲求を我慢すべきかということを書いていきます!

聴牌取ってアガること<リスクの高い放銃を避ける

であることは何度か書いてきました(どの程度のリスクから攻め<守りとなるのかは書けていませんので、いつか象の感覚を記事にしたいですな)が、やはり聴牌が入ってしまうと「一枚だけ・・・!」と押してしまうことがよくありますよね!

 

ちなみに今回は、象も我慢できていなかったので、反省会も込めていきましょう!

 

【牌譜URL】

https://tenhou.net/0/?log=2019042320gm-0029-0000-b2646308&tw=0

 

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ここですね。

南2局、1着目と象(2着目)が接戦、少し離れて3着目と4着目が接戦。

そして4着目が親番中、ドラポンを含めて2つ鳴いている状態です。

ちなみにドラポン時点で打發、次巡手出しで白です。

 

序盤に七や3を切っていますので、ある程度整った手であると予想されます。

その後手出しで字牌(七や3よりも後なので、重なりを待っていた訳ではなく、安全牌候補として持っていたように見えます)を2枚切っています。

 

この時象の思考としては

(もう危ない・・・!親満聴牌が入ってそうだぜ・・・!)

でした。

ここで点差を振り返ると、4着目の親に満貫を放銃することは大変避けたいところです。

 

まぁ、親満放銃はいつでも避けたいですけどね!

象語録:親満放銃は嫌

 

ということで、象は本来この段階でアガリをほとんど諦めてオリに向かうべきです。

さらに次巡、

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手出しで③です。

さらに聴牌が濃厚になりました。

 

当たりそうな牌を考えてみると

まずは萬子の下目ですね。七を切っていますので、上は大丈夫そうです。

象が五を暗刻で持っているので、壁理論が使えますから三六は薄そうです。

一四の片アガリか、本命は象がまとめて持っていることもあり、二五ですね。

続いて索子ですが、これは3を早めに切っていることから、下よりも上目が危険そうです。裏スジの47、58どちらも本命クラスです。

筒子はどうでしょうか。安全牌よりも後に③が出てきていますので、③の周りは少し怖いですね。

さらに④⑤で⑥をチーしている情報を合わせると③③④⑤⑤から⑥チー、③③⑤からのカン④待ちぐらいは考えられそうです。

自分から見て④が3枚見えますので、③⑥の二度受けが少し薄くなります。

残るは⑤⑧待ちですが、⑤⑧待ちであれば③④⑤⑥⑦から④⑤を鳴き、③を切ったことになりますので、可能性は低そうです。

 

うだうだ書きましたが、結局本命は

・二五

・47

・58

・②や④

この辺りになりそうです。

あ、断っておきますが、象さん対局中にここまで細かく考えてはいません!大体で見てます(笑)

今は牌譜検討なのでしっかりやっているということですね!

 

話を戻して象の手を見ますと、聴牌した時にほぼ出て行くであろう4が思いっきり本命の一つですね。

ということで、なおさら象はこの手の成就を諦め、守備に回るべきです。

 

が・・・

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象、我慢できず。

 

いやー!まさかイーペーコーが確定した上に赤をツモってくるなんて思ってませんでしたね!(言い訳)

ここまではしっかり4の危険度を認識し、オリを意識していたのにも関わらず、この瞬間「一枚だけ・・・!へへへ・・・!」と押していました。これをポンコツと言いますよ。

 

結局この手をアガり、トップで終了していますが、結果に騙されてはいけない典型例だと思います。確かにこういった手を押し続けていればトップは増えるかもしれませんが、それ以上にラスの増加が激しそうです。

 

まとめると、局面によってリスクとリターンを正しく考えて選択できれば、より好成績が残せますが、聴牌の誘惑はなかなか強いということですね!

今回のような局面でこの聴牌が入っても、笑顔で③をトイツ落としできる打ち手に成長していきたいものですな✨

 

ということで今回は以上です!

ではおやすみなさい!また明日!