読めば分かる!麻雀の面白さ・上達への思考あれこれ

こんにちは!麻雀ソムリエの象です。麻雀の魅力を人々に伝えるため、その面白さや上達に繋がるゲーム中の思考等を発信します。人生の趣味として、麻雀を選んでみてはいかがでしょうか?✨

放銃の恐怖を克服せよ!

まいど!

麻雀ソムリエの象です。

profile.coconala.com

 

 

先日昇段したことは記事にしましたが、

せっかくなので昇段戦の牌譜でも検討しようと思い立ち、今回書かせていただきます。

 

牌譜URL】

https://tenhou.net/0/?log=2020041621gm-0029-0000-778fb31e&tw=2

 

 

まぁー、アレですね。全体通して配牌とツモがいいですな。

やっぱり勝つ時は運が良いだけって感じの時が多いですねー!象さん的には、麻雀打ちの実力が如実に出るのは「大多数の人が4着で終えるゲームを、いかに3着で終わらせられるか」というところじゃないかなーという印象ですね。

 

そんなことを言いながらですが、今回の注目はこの局面です。

 

f:id:k3mj:20200421211823j:plain


状況としては、ラス前の親番、2着目の下家からリーチを受けているところで、自分も聴牌。ただし愚形。

こんなところです。

 

ちなみに点棒状況を見やすくすると・・・

f:id:k3mj:20200421212022j:plain

はい。こんな感じです。

下家に満貫をツモられると逆転されますが、順調に進めば3着、4着に逆転される可能性は薄いという状況ですな。

 

さて、今回の問題はこれを押すか?ですが

 

 

結論から言うと

押し!!!( `⊙◞౪◟⊙)σ

です。

 

 

親の愚形7,700点聴牌に関しては、まず点棒フラットな状態ならばほぼ確実に押しと見ていいと思います。(少なくとも象さんはこのスタイル)

では、今回の局状況&点棒状況の中で押す理由は何かと言うと、基本は「親7,700は押し得」というものに加えて、下家や他の相手との点差を見ています。

 

象さんと下家(リーチしている人)がどんな点差をしているかを象目線で書くと、

・満貫ツモで逆転される

・満貫放銃しても逆転される

・ただし満貫放銃しても象さん2着のまま

 

と、こういった状態です。

要は降りていても逆転される可能性があり、かつ、放銃しても連対を外さないと。

つまり、ゲーム終了後のポイント失点リスクが少ないという事です。

 

であれば

トップを盤石にさせるべく、基本に立ち返って押し…というのが結論に至る理由です。

 

 

だが!しかし!!

 

これはですねー。理屈は分かっていても、メンタルが相当拒否をするんです。

なぜならこれが昇段戦だから。昇段戦を迎えるまで、プレイヤーはコツコツポイントを貯めていきます。そして待ちわびた昇段戦。昇段を狙うのはもちろんですが、一方で「もうポイントを減らしたくない」という気持ちが相当大きくなっているのも事実です。

 

※「天鳳」ではゲーム終了後の着順によって受け取る段位ポイントが変わり、一定の段位ポイントを貯めると昇段できます。ちなみに六段の配分はこちら。

1位:+75ポイント

2位:+30ポイント

3位:±0ポイント

4位:-120ポイント

 

はい。注意書きからも分かる通り、4位(ドベ)さえ取らなければ、取り敢えず自分が貯めたポイントは減りません。

 

と!言うわけで!!!(やかましい)

 

今回の押し引きに話を戻します。

この押しをするにあたり、リスクは少ないとは言いましたが、それでも確実に「自分がドベになる」リスクが増加します。逆に、(先述しましたが)押さなければほとんど確実にドベは回避できそうです。

 

こーれは凄い精神状態になりますよ。理屈は分かっているし、自分のスタイルも押しなんですが、それでもめっちゃ怖いです。

 

ただ、これを押せないようであれば、長期的に見て必ずロクでもない成績になってしまうと思っています。そっちの方が嫌なので…

 

ここは恐怖を断ち切って、押しの一手です。

 

ちなみに、自分のターンで押すか押さないかを迷って長考してリーチをしてしまうと、周りから「あっ、この人そんなに待ちに自信がないのかな?」と気づかれ、色んな人から押し返されてしまいます。迷いと恐怖は自分の番が来るまでに断ち切る、あるいは自分の番ならば0秒で覚悟を決めましょう。とにかく聴牌からリーチ発声をするまでの感覚は0秒です。

 

 

f:id:k3mj:20200421212501j:plain

そしてこれがウイニングツモですね。感激。

恐怖に打ち勝つことと、アガッた時の嬉しさと。これらの感覚を忘れないようにするのが良いですね!

 

以上です!それではまた!