読みの上に押し引きが立つ!
おはよーございます!
象です!
いきなりですが、「読みの技術」って格好いいですよね!
相手の待ちは何だ・・・何が通る・・・?
山に多くある牌は何だ・・・?
とか、麻雀漫画でよくある話です。
自分の推理が正しく、上手く打てたときは気持ちがいいものです。
が、大切なことを覚えておかなければ、いくら深い読みをしていても勝てません!
ほんまかいな!?
と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ほんまです。
大切なこと、それは・・・
読みの前に押し引きが立つ!
ということです。タイトルまんまですね。
要は、
相手の待ちは・・・
通る牌は・・・
山に残っている牌は・・・
と考える前に、
これ自分の手は押すのか引くのかどっちなんだい!?
ということを明確にしておくことの方が圧倒的に重要だということですね!
そして「引く」という結果が出た場合、その時点で読みはほとんど必要ありません。
ただひたすら現物を打っていきましょう。
これも大切なことですが、極論「現物以外に安牌はなし」です。引くべき手牌を無駄に回そうとして、読みを使うのは思考力の無駄使いです。
AI雀士のように、一生考えても疲れない打ち手はいいですが、我々は人間ですので(ですよね!?)思考力は必要なところで全開、不要なところでは頭を休めるようにしないと、疲れてしまいます。
そうすると本当に重要な場面でミスをしてしまい、勝利を取り逃がす可能性が高くなってしまいますからね。これは麻雀以外のことについても言えますよ!
象語録:やるときはやる、サボる時はサボる
では、今から具体的に「読みの上に押し引きが立った」場面を見ていきましょー!
【牌譜URL】
https://tenhou.net/0/?log=
あ!ちなみに卓の背景デザインを変更しましたよ!気持ち涼し気な色味になっております。夏なので。いいですね~✨
ということで、対面が三をチー、⑨が出てきたところです。
違和感がありますよね。⑤とか切ってるのに、ここで⑨・・・?
象さん、⑧をツモってきました。
手広く打つならもちろんツモ切りです。
が・・・対面の⑨がどうも引っ掛かります。
まずは⑤よりも後まで残しているので、⑨が手牌の関連牌であり、⑨周りの牌が待ちになっている可能性があります。
もう一つは、単に安牌的な牌として⑨を持っていただけか。
また、対面を警戒する一方、下家の親にも目を光らせます。
河を見る限り、かなり進んでそうですよね。もしも聴牌であれば、どこで待っているでしょうか。
萬子については、早い段階で二九を切っているので、真ん中あたりのブロックでもっていそうです。真ん中のブロックで一つ鳴いているので可能性は下がりますが、真ん中ターツをもう一つ持っており、そこが待ちになっている可能性は十分あります。
筒子については、②③④が切られているので下の待ちはなさそうです。両面で当たるとしたら⑤-⑧か⑥-⑨(⑥の片アガリ)ですね。
索子については、456と切ってありますので両面の待ちはありません。ですので、何となく索子は全部押せそうです。
これら対面&親の情報から、⑧で放銃する可能性はかなりあります。特に対面。
ということで、イーシャンテンのこの段階から⑧を打つのはリスクが高そうです。
結局、打③として⑧を止めつつイーシャンテンも維持しました。
これが読みの部分ですよ!
続いて
⑥を引いて聴牌しました。
出て行くのは先ほど危険と判断して止めた⑧です。
くれてやるわ・・・!!
そうです、これが読みの上に立つ「押し引き」の部分です。
象はこの⑧について、十分危険と認識していました。
しかし!対面に関しては、⑧でなく⑦が待ちになっている可能性は0%ではありません。下家の親も、⑤-⑧が100%待ちになっている訳ではありません。
一方、象の手は100%聴牌です。待ちも両面ですので、悪くありません。
先ほどはイーシャンテンでしたので⑧を止めましたが、聴牌となると話は変わります。
この⑧、放銃して悔いなしの打牌です。なぜなら象はここで「押すべき」と判断したからですな。
結果はダブロンとなり、ドベになってしまいましたが・・・おそらく!
この⑧は押す方が良い結果になりやすいのではないでしょうか。とは言え体感ですので、もっと象が強くなることで証明しようと思います!
いかがでしたでしょうか!
読みを駆使する前提として、押し引きの感覚を磨いておく必要があるという話ですね!
ということで以上です!本日は休日ですので、象もこれから打ちますよー!✨
同卓した方はお手柔らかにお願い致します!(笑)