牌効率を超えろ!
どーも!象です。
週初めですが、本日は麻雀打てました!時間もありませんから、さっそく牌譜を見ていきますよー!
【牌譜URL】
https://tenhou.net/0/?log=
本日の特徴は何と言ってもこのオーラスです。
はい。自分がトップ目の対面と4,900点離れている2着目で、四をツモってきたところです。
ここで何を切りましょうか?
単純な聴牌までの牌効率で考えれば、二を切るのが正着打になりそうですよね。
少なくとも象は基本的に打二としている場面が多いです。
しかし、今回の状況は「単純な聴牌→アガリ」までの牌効率ではありませんよね。
今目指しているのは「アガリ点数4,900点以上を担保しつつ、最大限牌効率を考慮する」打牌です。
そう考えた時に打つべき牌は
8です。
ここで打二の場合と打8の場合を比較して考えます。
<打二の場合>
・四五六七八九13468東東
の形ですね。
聴牌になる受け入れは「2、5、7」です。
手牌変化しそうな牌は大してありません。だいたい最後までこのイーシャンテンで戦い続けることになります。
ちなみに、その後2、5が入った場合は5,200点の打点を担保してリーチが打てますが、7が入った場合はどうでしょう。
・四五六七八九134678東東
この形になります。ここでドラの1を切ってしまうと出アガリ3,900点になり、トップを逆転できない可能性があります。
待ちを増やしてツモればええがな!という感覚の方もいますし、これは象も分かるところがあります。好みの問題に近いのかと思いますが、象的には
ぐらいの気持ちで打っていますので、出アガリ時の逆転率が100%の打牌を取ります。
というポリシーのもと
・四五六七八九134678東東
こちらを再確認すると、象は打4のカン2待ちに取り得るということになります。
結局両面を崩すのであれば、最初から7の受けなどいりません。
それよりも二を残すことによる手牌変化の可能性を重要視したいです。
では少し入りましたが、打8の場合を考えます。
<打8の場合>
・二四五六七八九1346東東
となります。索子の7の受けが消え、現状2、5を引いた時だけ聴牌が取れます。
そして浮いた二。これが重要なんですね。
まず、この形にしていた場合、2、5をそのまま引いてきた場合は5,200点の聴牌を100%担保できます。この時は二を切ってリーチで問題ありません。
じゃぁ浮いた二ってなんだ!?
というと、これはイッツーへの手牌変化を見ています。
如何せん象の現状はカン2とカン5の受けで苦しめな上役もないのでリーチしなければなりません。ここで、仮に二にくっついた場合、手牌をイッツーに変化させることで索子の受けは2-5の両面になる上、役が付くのでリーチをせずともこっそり条件を満たし、トップをさらうことができるようになります。
あくまでも可能性の話ですけどね!
とにかく、象はこの場面で普通に牌効率を追った打牌をするよりも、二を残し手牌変化の可能性を残す打牌をした方が、最終的にトップ率が上昇すると判断したわけです!
象語録:牌効率を超えろ!
※牌効率を知らずに打8とすることと、知った上で打8とすることには大きな差がありますので、牌効率の勉強はしっかりやっておいた方が身のためです。
ちなみに・・・
こうなりました。
あの時8でなく二を切っていれば、次巡2を引いたとき468の形からのリーチになり、おそらく象はモロ引っかけの打4リーチ(カン7待ち)を選択し、この赤5を泣きながら河に切っていたことでしょう。
また、事前にカン7受けを嫌い、赤5待ち一点にする手組にしていたからこそ、この赤5は象の山に積まれていたのだと思います。今、象の経験上かなり信ぴょう性の高いことを言っていますよ。象は大丈夫ですよ。
どうでしょうか。この跳満ツモが牌効率を超えた打牌の先に生まれるものだというご理解は十分に頂けたかと思います。
まぁ真面目にまとめると、
オーラスなどの条件戦時点では、単純な牌効率ではなく、条件を満たすアガリ形におけるもっとも効率のいい打牌を探す必要があるということですね!
単純な牌効率の追求はAIにやってもらいましょう!(笑)
ということで本日は以上です!それではおやすみなさい!また明日!