読めば分かる!麻雀の面白さ・上達への思考あれこれ

こんにちは!麻雀ソムリエの象です。麻雀の魅力を人々に伝えるため、その面白さや上達に繋がるゲーム中の思考等を発信します。人生の趣味として、麻雀を選んでみてはいかがでしょうか?✨

聴牌気配を感じ取れ!

どーも!象です。

 

本日は久しぶりに牌譜検討をしていきましょう!

今回の牌譜はこちらです。

 

【牌譜URL】

https://tenhou.net/0/?log=2019042117gm-0029-0000-1d88550f&tw=3

 

特徴があるのはこの場面

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ラス前の2着目、愚形と愚形のイーシャンテンのところにドラの⑥をツモってきたところです。

 

象はここで

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オリました。

 

麻雀の重要な要素として

相手が聴牌するまでは何を切ってもロンされない

聴牌した相手に当たり牌を切るとロンされる

というものがあります。

 

何を当たり前のことを・・・

と思うかもしれませんが、いつも意識して打っている人は少ないのではないでしょうか。という象も常に意識しているわけではないので、自戒の念も込めて書いております。

 

麻雀で勝つためには可能な限り点棒を増やす必要がありますので、限界まで自分のアガリを目指したいです。しかし、相手にロンされるとなればもちろん避けたいですよね。

先ほどの重要な要素は、この話につながります。

 

要するに、相手が聴牌するまでは自分のアガリをノーリスクで目指せるが、相手が聴牌したときはロンされるリスクが発生するということです。

ということは・・・

 

相手の聴牌が分かれば、押し引きの判断が下し易い!

と、こういうことになります。

 

今回象がオリたのは、この時点で相手が聴牌している可能性が高いと感じ、その上でドラスジの③⑥を押していける程の手ではないと判断したからです。

(今回は偶然⑥が当たり牌だったので、記事に説得力が出て良いですねぇ・・・ぐへへへ・・・)

 

では、象は何を見て相手の聴牌気配を感じ取ったのでしょう。

以下に書いていきます。

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このオレンジで囲った部分の情報を拾いました。

まずは上家の親ですが、捨て牌が全体的に変です。(ざっくり)

役牌も鳴いているのでどんな状態でもアガることができ、真ん中の牌をべしべし切っているので恐ろしいです。

平均聴牌巡目と言われている巡目が8巡目であることも考えると、この時点で聴牌している可能性も多いにあります。ということでまず恐ろしい。

 

続いて、上家よりも濃厚に聴牌気配を出しているのが対面です。

これは途中の画像が無いので分かりにくいですが、カン七をチーして打4、その後三をチーして打西です。

この打西が非常に怪しい・・・!

西の前に4を切っていること、その後鳴いたのが両面であること、最後に出てきたのが2枚切れの西であることを考えると

①七を鳴いた時点で形が決まっているイーシャンテン(好形&好形のような)であるため、4にくっつけてターツを作る必要がない。それならば4を切っておき、聴牌までは相当安全度が高いであろう西を手の内に持っておき、防御力も維持したい。

②もう一つ鳴いて、西がいらない状況になったので切ろう。

という思考が浮かんできます。(検討外れのこともありますけどね!)

 

では、安牌の西がいらない状況って・・・と考えると、これは十中八九聴牌したということです。残りの一二はボタン押し間違いです。

 

これらの情報から、少なくとも対面は聴牌しており、上家も何やら不気味、そして自分と局進行度、点差を見た時に「押すか・・・?いや、押さない!」

という判断ができたというわけです!

 

仮に何も分かっていなければ、とりあえず自分のアガリを求めますのでこの⑥を押して放銃、4着目になった状態でオーラスを戦うハメになり、だいたいそのまま4着フィニッシュしますね。少なくとも象は4着フィニッシュします。気を付けましょう。

 

象語録:相手が聴牌するまでは何でも切れるが、聴牌を感じたら慎重に打つべし

 

ということですね。

相手の聴牌気配を感じ取ることで、お得に立ち回れることがあります!特に残しておいた安全牌だろうなという牌が出てきたら要注意!

 

それではおやすみなさい!また明日!皆で聴牌気配を読みましょう!